
「住民税非課税世帯って、年収いくらまでなら対象になるんだろう?」
「給付金がもらえるかどうか、うちは境界線ギリギリかもしれない…」
そんな疑問や不安を抱えている方、きっと多いのではないでしょうか。
特に2026年度からは住民税非課税の基準が大きく変わり、これまで課税だった世帯が新たに非課税世帯として認められるケースも増えているんですね。
給付金や各種支援制度の対象になるかどうかは、家計にとって本当に大きな問題ですよね。
この記事では、2026年最新の情報をもとに、住民税非課税世帯になる年収の目安を7つのパターンで詳しく解説していきます。
単身の方、夫婦のみの世帯、お子さんがいるご家庭、年金で暮らす高齢者の方など、それぞれの状況に合わせた境界線がわかりますよ。
ぜひ最後まで読んで、ご自身やご家族が対象になるかどうか確認してみてくださいね。
住民税非課税世帯の年収目安は世帯構成で大きく変わる

まず結論からお伝えすると、住民税非課税世帯になるかどうかの年収ラインは、世帯の人数や構成によって全く異なります。
2026年度の一般的な目安として、以下の7パターンを押さえておくと良いでしょう。
- 単身世帯(給与収入のみ):年収約110万円〜170万円以下
- 夫婦のみ世帯:年収約155万円〜156万円以下
- 夫婦+子ども1人:年収約205万円〜206万円以下
- 夫婦+子ども2人:年収約255万円〜256万円以下
- 単身・年金受給者(65歳以上):年金収入155万円以下
- 高齢者夫婦(年金のみ):年金収入約210万円〜220万円以下
- 障害者・ひとり親など:年収約204万円未満でも非課税の可能性あり
ただし、これらはあくまで目安なんですね。
お住まいの自治体や、収入の種類、各種控除の有無によって実際の境界線は変わってきます。
それでは、なぜこのような年収ラインになるのか、詳しく見ていきましょう。
そもそも住民税非課税世帯とは何か

世帯全員の住民税がゼロであることが条件
住民税非課税世帯という言葉、よく聞くけれど実際にはどういう意味なのか気になりますよね。
住民税非課税世帯とは、同じ世帯に住む全員について住民税がかからない世帯のことを指します。
つまり、一人でも住民税を払っている人がいると、その世帯は「非課税世帯」にはならないんですね。
住民税には「所得割」と「均等割」という2つの部分があります。
- 所得割:所得に応じて金額が変わる部分
- 均等割:所得に関係なく一定額がかかる部分(年間5,000円程度)
給付金などの多くの制度では、「均等割も所得割も両方とも非課税」であることが条件になっています。
そのため、均等割だけでも課税されていると対象外になってしまうことがあるんですね。
判定は前年の所得で行われる
住民税非課税かどうかの判定は、前年1月から12月までの所得をもとに行われます。
たとえば、2026年度の住民税は2025年1月〜12月の所得で判定されるんですね。
今年の収入が急に減ったとしても、すぐには非課税世帯として認められないという点は覚えておいてください。
自治体によって基準が異なる理由
「同じ年収なのに、隣の市では非課税なのにうちの市では課税される」
こんな話を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
実は、均等割が非課税になる基準は自治体ごとに異なるんです。
これは「生活保護の級地」という制度が関係しています。
- 1級地:東京23区など大都市(基準が高め)
- 2級地:中規模都市
- 3級地:一般的な市町村(基準がやや低め)
1級地の方が生活費が高いと考えられているため、非課税になる年収ラインも高く設定されているんですね。
2026年度の住民税非課税世帯・年収目安7パターン
それでは、具体的な年収の目安を7つのパターンに分けて詳しく見ていきましょう。
ご自身に近い状況のところを、ぜひチェックしてみてくださいね。
パターン1:単身世帯(給与収入のみ)の年収目安
一人暮らしで、会社員やパート・アルバイトとして給与をもらっている方のケースです。
2026年度の年収目安
- 従来の基準:年収約100万円〜110万円以下
- 2026年度改正後:年収約170万円以下でも非課税になるケースあり(東京都特別区などの1級地の場合)
2026年度の改正により、単身世帯の非課税ラインが大きく引き上げられたんですね。
これまで「年収100万円を超えたら課税」と思っていた方も、実際には非課税になっている可能性があります。
ただし、お住まいの自治体が3級地の場合は、もう少し低い年収で課税が始まることもあります。
目安としては、年収110万円〜120万円前後が一つの境界線と考えておくと安心かもしれませんね。
パターン2:夫婦のみ世帯の年収目安
夫婦二人暮らしで、片方のみが働いて、もう一方を扶養に入れているケースです。
2026年度の年収目安
- 1級地(東京23区など):年収約155万円〜156万円以下
- 3級地(一般的な市町村):年収約156万円以下
夫婦のみの世帯では、年収155万円〜156万円前後が非課税かどうかの重要なラインになっています。
この金額を少しでも超えてしまうと、均等割が発生して非課税世帯ではなくなる可能性があるんですね。
パートやアルバイトで収入を調整している方は、この金額を意識しておくと良いでしょう。
パターン3:夫婦+子ども1人(3人世帯)の年収目安
夫婦と子ども1人の3人家族で、片方の親が配偶者と子どもを扶養しているケースです。
2026年度の年収目安
- 従来の基準:年収約205万円〜206万円以下
- 2026年度改正後の推計:年収約280万円以下で非課税になる可能性も
子育て世帯に関しては、2026年度の改正で非課税ラインがかなり引き上げられている可能性があります。
従来は年収約205万円程度が境界線でしたが、改正後は約280万円まで非課税になるケースもあるとされています。
これまで給付金の対象外だった子育て世帯が、新たに対象になる可能性があるということなんですね。
パターン4:夫婦+子ども2人(4人家族)の年収目安
夫婦と子ども2人の4人家族のケースです。
2026年度の年収目安
- 1級地(東京23区など):年収約255万円〜256万円以下
- 3級地(一般的な市町村):年収約209万円程度以下
4人家族の場合、お住まいの地域によって年収目安が大きく異なるんですね。
東京23区などの1級地では約255万円、一般的な市町村では約209万円と、40万円以上の差が出ることもあります。
転居を考えている方は、引っ越し先の自治体の基準も確認しておくと良いかもしれませんね。
パターン5:単身・年金受給者(65歳以上)の年収目安
年金のみで生活している、65歳以上の一人暮らしの方のケースです。
2026年度の年収目安
- 65歳以上:年金収入155万円以下
- 65歳未満:年金収入105万円以下
高齢の単身年金生活者の方は、年金収入155万円前後が非課税かどうかの重要なラインになります。
年金は給与収入とは控除の計算方法が異なるため、同じ金額でも課税の判定が変わってくるんですね。
年金以外に少しでも収入がある場合は、合算して計算されますので注意が必要です。
パターン6:高齢者夫婦(年金のみ)の年収目安
公的年金のみで生活している高齢者夫婦のケースです。
2026年度の年収目安
- 1級地(東京23区など):年金収入約211万円〜222万円以下
高齢者夫婦の場合、年金収入が約210万円〜220万円前後かどうかが境界線の目安になっています。
この金額は、基礎年金と厚生年金を合わせた世帯全体の年金収入ですので、ご夫婦それぞれの年金額を合計して確認してみてくださいね。
パターン7:障害者・ひとり親・寡婦・未成年者の年収目安
障害者手帳をお持ちの方、ひとり親世帯、寡婦、未成年者の方は、特別な基準が適用されます。
2026年度の年収目安
- 給与収入約204万円未満(合計所得金額135万円以下)で均等割も非課税
これらの区分に該当する方は、一般の単身者よりも高い年収でも非課税世帯になる可能性があるのが特徴です。
障害者控除やひとり親控除は、必ず申告しておくことが大切ですよ。
申告を忘れると、本来非課税になるはずなのに課税されてしまい、給付金や各種減免を受けられなくなる可能性があります。
2026年度改正で何が変わったのか
均等割非課税ラインが大幅に引き上げ
2026年度(令和8年度)から、住民税の均等割が非課税になる所得ラインが大幅に引き上げられました。
この改正により、これまで課税されていた世帯が新たに非課税世帯として認められるケースが増えているんですね。
主な変更点
- 単身世帯:従来の年収約100万円以下→約110万円以下(自治体によっては約170万円程度まで)
- 扶養家族がいる世帯:扶養人数に応じて非課税ラインの上限が引き上げ
子育て世帯への配慮が強化
2026年度の改正では、特に子育て世帯への配慮が強化されています。
19歳〜23歳未満のお子さんがいる世帯では、扶養控除の見直しにより親世帯の負担軽減が図られているんですね。
大学生のお子さんがいるご家庭は、税負担が軽くなっている可能性がありますので、ぜひ確認してみてください。
給付金の対象になる境界線はどこか
給付金でよく使われる条件とは
国や自治体が実施する給付金では、多くの場合以下のような条件が設定されています。
- 基準年度の住民税が均等割も所得割も非課税であること
- または、「住民税均等割のみ課税、所得割は非課税」の"準"非課税世帯を含める制度もある
- 一部の制度では「住民税所得割が非課税」または「一定所得以下」のみで判断するものもある
実務的には、住民税の決定通知書で「所得割額 0円」「均等割額 0円」と記載されているかどうかが判断基準になることが多いんですね。
境界線として意識すべき年収の目安
給付金の対象になりやすい境界線として、以下の年収を押さえておくと実務上役立ちますよ。
- 単身・給与のみ:110万円〜120万円前後
- 夫婦のみ:約155万円〜156万円前後
- 夫婦+子ども1人:約205万円〜206万円前後
- 夫婦+子ども2人:約255万円〜256万円前後(1級地)、約209万円(3級地)
- 高齢単身年金:155万円前後
- 高齢者夫婦年金:210万円〜220万円前後
これらの金額を少しでも超えると、均等割が発生して非課税世帯ではなくなり、多くの給付金の対象外になる可能性が高まります。
年収だけでは決まらない注意点
判定に影響する要素はたくさんある
「年収がいくらだから非課税」と単純には言い切れないのが、住民税非課税世帯の判定なんですね。
判定に影響する主なポイント
- 収入の種類(給与か、自営業か、年金か、複数の収入があるか)
- 所得控除の有無(基礎控除、社会保険料控除、扶養控除、障害者控除など)
- 同一世帯の家族全員が非課税かどうか
- お住まいの自治体(1級地か3級地か、独自条例の有無)
同じ「年収200万円」でも、扶養家族の数、障害者控除などの有無、居住地によって、非課税世帯になる人とならない人が分かれるんですね。
控除の申告漏れに注意
障害者控除やひとり親控除などは、申告しなければ適用されません。
これらの控除を適用しないと、本来非課税になるはずなのに課税されてしまい、給付金や各種減免を受けられなくなる可能性があります。
該当する方は、必ず漏れなく申告するようにしてくださいね。
自分が非課税世帯かどうか確認する方法
住民税決定通知書で確認する
一番確実な方法は、住民税決定通知書を確認することです。
会社員の方であれば、勤務先から「特別徴収税額の決定通知書」が配布されますよね。
自営業の方や年金受給者の方には、市区町村から「住民税納税通知書」が届きます。
これらの書類で、「所得割額」と「均等割額」がいずれも0円になっているかを確認してみてください。
両方とも0円であれば、住民税非課税ということになります。
非課税証明書を取得する
給付金の申請などで証明書類が必要な場合は、市区町村で「非課税証明書」を取得できます。
窓口での申請のほか、郵送やオンラインで取得できる自治体も増えていますよ。
手数料は1通200円〜400円程度のところが多いようですね。
オンラインのチェックツールを使う
最近では、収入・扶養人数・自治体の級地などを入力すると、住民税非課税かどうかの目安がわかるオンラインツールも公開されています。
あくまで目安ではありますが、自分がどのあたりの位置にいるのか把握するには便利かもしれませんね。
損をしないために意識したいポイント
収入ギリギリの人は要注意
年収が非課税ラインギリギリの方は、少しの収入増で給付金対象から外れるリスクがあります。
たとえば、単身で年収が110万円〜130万円付近の方、高齢者単身で年金収入が155万円付近の方は特に注意が必要ですね。
短期アルバイトや副業を増やす場合は、住民税非課税で受けている以下の恩恵も含めて、トータルで損得を検討することをおすすめします。
- 国民健康保険料の減免
- 介護保険料の軽減
- 高額療養費の負担軽減
- 各種給付金
控除は必ず漏れなく申告する
繰り返しになりますが、障害者控除やひとり親控除などは必ず申告してください。
これらを適用しないと、本来非課税になりうるのに課税されてしまい、さまざまな支援を逃してしまう可能性があります。
確定申告や年末調整の際に、該当する控除がないか今一度確認してみてくださいね。
まとめ:住民税非課税世帯の年収目安を把握して、適切な支援を受けよう
ここまで、2026年最新の住民税非課税世帯の年収目安について、7つのパターンで詳しく解説してきました。
改めて、主なポイントを整理しておきましょう。
- 単身世帯:年収約110万円〜170万円以下が目安(改正により引き上げ)
- 夫婦のみ世帯:年収約155万円〜156万円以下
- 夫婦+子ども1人:年収約205万円〜206万円以下(改正後は約280万円の可能性も)
- 夫婦+子ども2人:年収約255万円〜256万円以下(1級地)
- 高齢単身年金:年金収入155万円以下
- 高齢者夫婦年金:年金収入約210万円〜220万円以下
- 障害者・ひとり親等:年収約204万円未満でも非課税の可能性あり
2026年度からは非課税ラインが引き上げられ、これまで課税だった世帯が新たに非課税世帯として認められるケースも増えています。
「うちは対象外だと思っていた」という方も、実は給付金などの対象になっているかもしれませんね。
ぜひ一度、お住まいの市区町村の窓口や住民税の決定通知書で、ご自身の状況を確認してみてください。
わからないことがあれば、市区町村の税務課や市民税課に相談すると、丁寧に教えてもらえますよ。
この記事が、皆さんの疑問解消や適切な支援を受けるためのきっかけになれば嬉しいです。
まずは、お手元の住民税決定通知書を確認するところから始めてみませんか?