
「住民税非課税世帯って、私は対象になるのかな?」
「年金だけで暮らしているけど、給付金がもらえるかどうか知りたい」
そんなふうに思ったことはありませんか?
住民税非課税世帯という言葉を聞く機会が増えましたよね。
給付金のニュースを見るたびに、「自分は該当するのかな」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、住民税非課税世帯の対象者を7つのパターンでわかりやすく解説していきます。
特に年金受給者の方が見落としがちな判定基準についても、具体例を交えながらお伝えしますね。
この記事でわかること
- 住民税非課税世帯の対象者7つのパターン
- 年金受給者が知っておくべき判定基準
- 給付金を受け取るために必要な条件
【この記事のポイント】
✓ 3分で読めます
✓ 50代〜60代の年金受給者の方が対象です
✓ 知らないと損する判定基準がわかります
✓ 申請期限は自治体によって異なります
✓ 必要書類は申請時に自治体で確認できます
✓ お問い合わせ先はお住まいの市区町村役場です
住民税非課税世帯とは?年金受給者にとって重要な理由

まず、住民税非課税世帯とは何かを確認しておきましょう。
住民税非課税世帯とは、世帯全員が住民税の「均等割」と「所得割」の両方で非課税になっている世帯のことを指します。
「住民税」と聞くと難しく感じるかもしれませんね。
簡単に言うと、前年の所得に応じて市区町村に納める税金のことです。
住民税には2つの種類があります。
- 均等割:所得に関係なく定額で課税される部分(年間約5,000円程度)
- 所得割:所得に応じて課税される部分(所得の約10%)
この両方が非課税になると、住民税非課税世帯として認められるんですね。
60代女性Aさんの具体例:年金月8万円の一人暮らし
東京都にお住まいの60代女性Aさんは、年金月8万円(年間96万円)で一人暮らしをしています。
Aさんは「自分が住民税非課税世帯に該当するのか」わからなかったそうです。
結論から言うと、Aさんは住民税非課税世帯の対象者でした。
年金収入のみで年間155万円以下の場合、65歳以上の方は公的年金等控除があるため、合計所得金額が45万円以下になり、非課税の対象になる可能性が高いんですね。
「年金だけだから対象外かも」と思い込んでいる方も多いですが、実は年金受給者こそ対象になりやすいケースが多いんですよ。
住民税非課税世帯の対象者7選|あなたは該当する?

それでは、住民税非課税世帯の対象者を7つのパターンでご紹介していきます。
ご自身がどれに当てはまるか、ぜひチェックしてみてくださいね。
対象者1:生活保護法による生活扶助を受けている方
生活保護法に基づく生活扶助を受けている方は、住民税が非課税になります。
これは法律で定められた基準ですので、該当する方は自動的に対象となります。
対象者2:障害者・未成年者・寡婦・ひとり親で合計所得金額が135万円以下の方
以下に該当する方で、前年の合計所得金額が135万円以下の場合は非課税の対象です。
- 障害者
- 未成年者
- 寡婦(夫と死別または離婚した女性)
- ひとり親
特に寡婦やひとり親の方は、この基準を知らない方も多いようです。
該当する可能性がある方は、お住まいの市区町村で確認してみてくださいね。
対象者3:単身で前年の合計所得金額が45万円以下の方
一人暮らしの方で、前年の合計所得金額が45万円以下の場合は非課税の対象になります。
ただし、自治体によって基準が異なる場合がありますので、確認が必要です。
ここで重要なのは、「年収」ではなく「合計所得金額」で判定されるという点です。
年金受給者の場合、公的年金等控除が適用されるため、年金収入から控除額を差し引いた金額が合計所得金額になります。
対象者4:扶養親族がいる方で一定の所得以下の方
配偶者や扶養親族がいる場合は、以下の計算式で非課税かどうかが判定されます。
35万円 ×(本人+同一生計配偶者+扶養親族の人数)+自治体の加算額
たとえば、夫婦2人世帯の場合は以下のようになります。
| 世帯構成 | 非課税となる合計所得金額の目安 |
|---|---|
| 単身 | 45万円以下 |
| 夫婦のみ | 101万円以下 |
| 夫婦+子1人 | 136万円以下 |
| 夫婦+子2人 | 171万円以下 |
※自治体によって加算額が異なるため、あくまで目安としてご覧くださいね。
対象者5:世帯全員が非課税の世帯
給付金や減免制度を受けるためには、世帯全員が住民税非課税である必要があります。
たとえば、ご本人が非課税でも、同居しているご家族に課税されている方がいると、「住民税非課税世帯」には該当しません。
ここが意外と見落としやすいポイントなんですよね。
世帯分離などの方法で対象になるケースもありますので、気になる方は住民税非課税世帯の世帯分離についても調べてみるとよいかもしれませんね。
対象者6:年金収入のみの高齢者世帯
年金収入のみで生活している高齢者世帯は、公的年金等控除の恩恵を受けられるため、非課税に該当しやすい傾向があります。
65歳以上の方の場合、年金収入が155万円以下であれば、公的年金等控除後の所得が45万円以下となり、非課税の対象になる可能性があります。
対象者7:自治体が定める条例基準以下の所得の方
住民税非課税の最終判定は、各市区町村で行われます。
自治体によって基準が若干異なる場合があるため、お住まいの地域の基準を確認することが大切です。
たとえば、東京23区と地方都市では基準が異なることもあります。
60代女性Bさんの具体例:夫婦で年金18万円
神奈川県にお住まいの60代女性Bさんは、夫と2人暮らしです。
世帯の年金収入は月18万円(年間216万円)でした。
Bさんは「夫婦で18万円もあるから非課税にはならないだろう」と思っていました。
しかし、確認してみると、夫婦ともに65歳以上で公的年金等控除が適用されるため、合計所得金額は101万円以下となり、住民税非課税世帯に該当していたんです。
「年金をもらっているから対象外」と思い込まず、一度確認してみることをおすすめしますよ。
年金受給者が見落としがちな判定基準とは?
年金受給者の方が特に注意すべきポイントをお伝えしますね。
これを知らないと、本来受けられるはずの給付金を逃してしまうかもしれません。
「年金額」ではなく「合計所得金額」で判定される
住民税非課税の判定で最も重要なのは、「年金額」そのものではなく、「合計所得金額」で判定されるという点です。
年金受給者の場合、以下の流れで合計所得金額が計算されます。
- 年金収入(額面)を確認する
- 公的年金等控除を差し引く
- 残った金額が「雑所得」となる
- 他の所得と合算して「合計所得金額」を算出する
65歳以上の方の公的年金等控除は110万円です。
つまり、年金収入が155万円以下であれば、155万円-110万円=45万円以下となり、単身者の非課税基準を満たす可能性が高いんですね。
年金収入別の非課税判定早見表
年金受給者の方がわかりやすいように、年金収入別の目安を表にまとめました。
| 世帯構成 | 年金収入の目安(65歳以上) |
|---|---|
| 単身 | 約155万円以下 |
| 夫婦のみ | 約211万円以下 |
| 夫婦+扶養1人 | 約246万円以下 |
※この表はあくまで目安です。自治体によって基準が異なる場合がありますので、必ずお住まいの市区町村でご確認くださいね。
他の所得がある場合は要注意
年金収入以外に、パート収入や不動産収入、株式の配当などがある場合は注意が必要です。
これらの所得も合算されて合計所得金額が計算されるため、年金だけなら非課税でも、他の収入を足すと課税されるケースがあります。
また、確定申告の方法によっても結果が変わることがあります。
株式の配当金を確定申告した場合、所得に加算されて非課税から外れてしまうこともあるんですよ。
60代女性Cさんの具体例:年金月12万円+パート収入
大阪府にお住まいの60代女性Cさんは、年金月12万円(年間144万円)に加えて、週2日のパートで月3万円(年間36万円)の収入がありました。
Cさんは「年金だけなら非課税になるはず」と思っていましたが、パート収入を合わせると合計所得金額が上がってしまい、非課税の対象から外れてしまいました。
ただし、Cさんの場合、パートの働き方を調整することで非課税世帯に該当する可能性もあったんですね。
このように、収入の調整によって非課税になれるケースもあるため、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
住民税非課税世帯が受けられる主な給付金・支援制度
住民税非課税世帯に該当すると、どのような給付金や支援が受けられるのでしょうか。
主な制度をご紹介しますね。
給付金・支援制度の一覧
- 臨時給付金:政府が実施する物価高騰対策など
- 国民健康保険料の減額:7割・5割・2割軽減
- 介護保険料の軽減:所得段階に応じた減額
- 高額療養費制度の自己負担限度額:低い限度額が適用
- NHK受信料の免除:全額または半額免除
- 予防接種の無料化:一部の自治体で実施
これらの制度は、知っているか知らないかで大きな差が出てしまいます。
住民税非課税世帯の方が受けられる給付金の詳細については、お住まいの自治体のホームページや窓口で確認してみてくださいね。
給付金を受け取るための注意点
給付金を確実に受け取るために、以下の点に注意しましょう。
- 基準日を確認する:給付金ごとに「○月○日時点で非課税世帯であること」という基準日が設定されています
- 申請が必要な場合がある:自動的に振り込まれるものと、申請が必要なものがあります
- 世帯全員が非課税であること:1人でも課税されている人がいると対象外になります
- 未申告の人がいないこと:所得の申告をしていない人がいると、判定ができず対象外になることがあります
特に「未申告」には要注意です。
収入がなくても住民税の申告をしていないと、「非課税」と判定されず、給付金の対象から外れてしまうことがあるんですよ。
60代女性Dさんの具体例:申告忘れで給付金を逃した話
福岡県にお住まいの60代女性Dさんは、夫が亡くなった後、遺族年金のみで生活していました。
遺族年金は非課税所得なので、確定申告も住民税の申告も不要だと思っていたそうです。
ところが、給付金の案内が届かないことを不思議に思い、市役所に問い合わせてみると、「所得の申告がないため、非課税かどうか判定できない」と言われてしまいました。
幸い、Dさんは期限内に申告を済ませることができ、無事に給付金を受け取ることができました。
収入がなくても、住民税の申告は必要ということを覚えておいてくださいね。
住民税非課税世帯に該当するかを確認する方法
「自分が住民税非課税世帯に該当するかどうか」を確認する方法をご紹介します。
確認方法チェックリスト
- 市区町村の窓口で確認する:最も確実な方法です
- 住民税の課税証明書を取得する:「非課税」と記載されていれば非課税です
- 納税通知書を確認する:6月頃に届く通知書で確認できます
- マイナポータルで確認する:一部の情報は電子的に確認できます
住民税非課税世帯かどうかの確認方法で最も確実なのは、お住まいの市区町村の窓口に直接問い合わせることです。
電話でも確認できる自治体が多いので、まずは問い合わせてみてくださいね。
確認に必要なもの
窓口で確認する際には、以下のものを持参すると手続きがスムーズです。
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 年金額がわかるもの(年金振込通知書など)
- 印鑑(自治体によって必要な場合があります)
60代女性Eさんの具体例:マイナポータルで確認
埼玉県にお住まいの60代女性Eさんは、コロナ禍で外出を控えていたため、マイナポータルで自分の課税状況を確認しました。
マイナンバーカードとスマートフォンがあれば、自宅にいながら一部の情報を確認できるため、便利だったそうです。
ただし、すべての情報が確認できるわけではないため、詳細は市区町村に問い合わせることをおすすめしますよ。
まとめ|住民税非課税世帯の対象者を正しく理解して給付金を受け取ろう
この記事では、住民税非課税世帯の対象者を7つのパターンで解説してきました。
最後にポイントをまとめておきますね。
住民税非課税世帯の対象者7選
- 生活保護法による生活扶助を受けている方
- 障害者・未成年者・寡婦・ひとり親で合計所得金額が135万円以下の方
- 単身で前年の合計所得金額が45万円以下の方
- 扶養親族がいる方で一定の所得以下の方
- 世帯全員が非課税の世帯
- 年金収入のみの高齢者世帯
- 自治体が定める条例基準以下の所得の方
年金受給者が知っておくべきポイント
- 判定は「年金額」ではなく「合計所得金額」で行われる
- 65歳以上は公的年金等控除があるため非課税になりやすい
- 他の所得がある場合は合算されるので注意が必要
- 収入がなくても住民税の申告は必要
制度は改正されることがありますので、最新情報は各自治体・日本年金機構をご確認ください。
「私は対象になるのかな?」と少しでも思った方は、ぜひお住まいの市区町村窓口に問い合わせてみてくださいね。
知らないままでいると、本来受けられるはずの給付金や支援を逃してしまうかもしれません。
一歩踏み出して確認するだけで、生活が少し楽になるかもしれませんよ。
この記事が、あなたの不安を少しでも解消するお手伝いになれば嬉しいです。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 住民税非課税世帯かどうかは、どこで確認できますか?
お住まいの市区町村の窓口で確認するのが最も確実です。
住民税の課税証明書を取得すれば、「非課税」と記載されているかどうかで判断できますよ。
電話で問い合わせることもできる自治体が多いので、まずは連絡してみてくださいね。
Q2. 年金収入だけでも住民税非課税世帯になれますか?
年金収入のみの場合、65歳以上の方であれば非課税になりやすい傾向があります。
目安として、単身者で年金収入155万円以下、夫婦世帯で211万円以下であれば、非課税に該当する可能性がありますよ。
ただし、自治体によって基準が異なる場合がありますので、確認してみてくださいね。
Q3. 世帯に課税されている人がいると、給付金は受け取れませんか?
残念ながら、世帯に1人でも住民税が課税されている方がいると、「住民税非課税世帯」には該当しません。
給付金の多くは「住民税非課税世帯」を対象としているため、受け取れないケースが多いです。
ただし、世帯分離などの方法で対象になる可能性もありますので、詳しくは市区町村にご相談くださいね。
Q4. 住民税の申告をしていない場合はどうなりますか?
住民税の申告をしていないと、「非課税」かどうかの判定ができず、給付金の対象から外れてしまうことがあります。
収入がなくても、住民税の申告は必要ですので、忘れずに申告してくださいね。
申告は市区町村の窓口で行うことができますよ。
Q5. 住民税非課税世帯になると、どのような支援が受けられますか?
住民税非課税世帯になると、臨時給付金、国民健康保険料の軽減、介護保険料の軽減、高額療養費制度の自己負担限度額の引き下げなど、さまざまな支援が受けられます。
NHK受信料の免除や、一部の予防接種の無料化なども対象になる場合がありますよ。
詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせくださいね。