
「年金っていつからもらえるの?」「手続きって何をすればいいの?」
こんな疑問を抱えていらっしゃる方、きっと多いですよね。
年金のことって、なんだか難しそうで後回しにしてしまいがちではないでしょうか。
でも実は、正しい手続きと知識があれば、年金を損なく受け取ることができるんですね。
この記事では、2026年最新の年金受給について完全ガイドとしてまとめました。
この記事でわかること
- 年金受給の開始時期と具体的な手続き方法
- 年金にかかる税金と住民税非課税世帯の基準
- 給付金や加給年金など、知らないと損するお得な制度
【この記事のポイント】
- ✓ 3分で読めます
- ✓ 50代〜60代の年金準備中の方・年金生活者さんが対象です
- ✓ 知らないと損するポイントを具体例でご紹介
- ✓ 申請期限・必要書類・お問い合わせ先もまとめています
年金受給の手続きは「65歳の誕生日以降」がスタートライン

まず結論からお伝えしますね。
年金は65歳から受け取れますが、自分で手続きをしないと振り込まれません。
これって意外と知らない方が多いんですよね。
「65歳になったら自動的にもらえる」と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、日本の年金制度は申請主義なんです。
日本年金機構によると、65歳の誕生日の3か月前に「年金請求書」が届きます。
この書類に必要事項を記入して、誕生日以降に提出することで、ようやく年金の受給が始まるんですね。
60代女性の具体例:年金月8万円の一人暮らし女性Aさんの場合
たとえば、都内で一人暮らしをしている60代のAさん。
国民年金のみに加入していて、見込み額は月額約8万円です。
Aさんは65歳の誕生日を迎える3か月前に、日本年金機構から年金請求書を受け取りました。
「届いたらすぐ出せばいいのかしら?」と思ったそうですが、実は誕生日より前に提出しても受理されないんですね。
Aさんは誕生日を過ぎてから、必要書類を揃えて住所地の市区町村役所へ提出。
約1か月後に年金証書が届き、さらに約1〜2か月後に初回の年金が振り込まれました。
このように、手続きから実際の受給までには2〜3か月のタイムラグがあることを知っておくと、生活資金の計画が立てやすくなりますよね。
年金受給の手続き方法を完全ガイドで解説

年金の手続きって、何から始めればいいのか迷いますよね。
ここでは、日本年金機構の情報を参考に、手続きの流れをわかりやすくご説明しますね。
手続きの全体の流れ
年金受給までの流れは、大きく分けて6つのステップがあります。
| ステップ | 内容 | 時期の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 年金請求書が届く | 65歳誕生日の3か月前 |
| 2 | 必要書類を揃える | 誕生日までに準備 |
| 3 | 年金請求書を提出 | 65歳誕生日以降 |
| 4 | 年金証書・決定通知書が届く | 提出から約1か月後 |
| 5 | 初回の年金振込 | 証書到着から約1〜2か月後 |
| 6 | 2回目以降は偶数月15日に振込 | 以降継続 |
必要書類チェックリスト
手続きに必要な書類は以下のとおりです。
事前に確認しておくと安心ですよね。
- ☑ 年金請求書(日本年金機構から届くもの)
- ☑ 戸籍謄本または住民票(65歳誕生日以降に発行されたもの)
- ☑ 年金手帳または基礎年金番号通知書
- ☑ 振込先口座の通帳コピー
- ☑ 印鑑
重要なポイントとして、戸籍謄本や住民票は65歳の誕生日の前日(受給権発生日)以降に発行されたものでないと使えません。
早めに取得しても無効になってしまうので、ご注意くださいね。
提出先はどこ?
年金請求書の提出先は、加入していた年金の種類によって異なります。
- 国民年金のみの方:住所地の市区町村役所
- 厚生年金に加入歴がある方:最寄りの年金事務所
郵送でも提出できますし、一部は電子申請も可能になっています。
お近くの年金事務所に確認してみると安心ですね。
60代女性の具体例:夫婦で年金18万円のBさんご夫婦の場合
神奈川県にお住まいの60代Bさんご夫婦。
ご主人は厚生年金、奥様は国民年金のみで、合わせて月18万円ほどの見込みです。
Bさんご夫婦は、それぞれの誕生日が異なるため、別々のタイミングで手続きをする必要がありました。
「夫婦だから一緒に手続きできると思っていた」とおっしゃっていましたが、年金の手続きは一人ひとり別々なんですね。
また、ご主人が65歳未満の奥様を扶養している場合、加給年金という上乗せ給付が受けられる可能性があります。
このような給付金制度については、後ほど詳しくご説明しますね。
加給年金など扶養に関する給付について詳しく知りたい方は、配偶者加給年金の受給条件についての記事も参考になりますよ。
2026年度の年金支給額と税金の基本知識
年金がいくらもらえるのか、そして税金はどれくらいかかるのか。
気になりますよね。
2026年度の最新年金額
2026年度(令和8年度)の年金額は、物価や賃金の上昇を反映して4年連続の増額となっています。
| 年金の種類 | 月額 | 前年からの変化 |
|---|---|---|
| 国民年金(満額) | 70,608円 | +1,300円(1.9%増) |
| モデル厚生年金(夫婦) | 177,450円 | +3,356円(2.0%増) |
※モデル厚生年金は、平均給与約51万円で40年加入した場合の国民年金と厚生年金の合計額です。
※実際の受給額は、加入期間や保険料納付状況によって異なります。
年金にかかる税金について
年金には所得税や住民税がかかる場合があります。
ただし、年金額や他の所得が少ない場合は非課税になるケースもあるんですね。
公的年金は「公的年金等控除」という控除が適用される雑所得として扱われます。
年金額から一定の控除を引いた残りに対して税金がかかる仕組みです。
住民税非課税世帯になると、各種給付金の対象になることが多いので、ご自身がどの程度の年金額なら非課税になるのか、確認しておくと良いですね。
住民税非課税世帯の年収目安が気になる方は、住民税非課税世帯の基準と給付金についての記事も参考になりますよ。
60代女性の具体例:年金月12万円のCさんの場合
千葉県にお住まいの60代Cさんは、厚生年金と国民年金を合わせて月12万円ほどの年金を受給されています。
Cさんは「年金から税金が引かれるの?」と心配されていました。
調べてみると、年金収入のみで他に所得がない場合、Cさんの年金額であれば所得税は非課税、住民税も非課税になる可能性が高いことがわかりました。
ただし、住民税の非課税基準はお住まいの自治体によって異なります。
詳しくはお住まいの市区町村役所に確認されることをおすすめしますね。
損しないための給付金制度と在職老齢年金の改正
年金を損なく受け取るために、ぜひ知っておいていただきたい制度があります。
申請しないともらえないものも多いので、しっかり確認しておきましょうね。
加給年金とは?
加給年金は、厚生年金を受給している方に、一定の条件を満たす配偶者や子どもがいる場合に上乗せされる給付金です。
条件の例
- 厚生年金の加入期間が20年以上ある
- 生計を維持している65歳未満の配偶者がいる
- または18歳未満の子どもがいる
この加給年金は、申請しなければ支給されません。
該当する方は、年金事務所に「加給年金額加算開始事由該当届」を提出する必要があります。
2026年度の在職老齢年金制度の改正
65歳以降も働きながら年金を受け取る方に、嬉しい改正がありました。
これまでは、給与と年金の合計が月51万円を超えると年金が一部カットされていました。
しかし、2026年度からは基準額が月65万円に引き上げられました。
つまり、より多く働いても年金がカットされにくくなったということですね。
65歳以降も働き続けたい方にとっては、とても良い改正ではないでしょうか。
| 項目 | 2025年度まで | 2026年度から |
|---|---|---|
| 支給停止基準額 | 月51万円 | 月65万円 |
60代女性の具体例:パートで働くDさんの場合
埼玉県にお住まいの65歳のDさんは、厚生年金月10万円を受給しながら、パートで月8万円ほど働いています。
Dさんは「働くと年金が減らされるって聞いたけど、私は大丈夫かしら?」と心配されていました。
2026年度の基準で計算すると、Dさんの場合は給与と年金の合計が月18万円。
基準額の65万円には遠く及ばないため、年金はカットされないことがわかり、安心されていました。
働きながら年金を受給する方の収入計算について詳しく知りたい方は、在職老齢年金の計算方法についての記事も参考になりますよ。
年金の繰上げ・繰下げ受給で損しないために
年金は65歳から受け取るのが原則ですが、60歳〜64歳で早くもらう「繰上げ受給」や、66歳〜75歳まで遅らせる「繰下げ受給」という選択肢もあります。
繰上げ受給のメリット・デメリット
繰上げ受給は、65歳より前に年金を受け取り始める方法です。
メリット
- 早く年金を受け取れる
- 生活資金が必要なときに助かる
デメリット
- 1か月早めるごとに0.4%減額される
- 60歳から受け取ると最大24%減額
- 一度繰上げすると取り消しができない
繰下げ受給のメリット・デメリット
繰下げ受給は、65歳より後に年金を受け取り始める方法です。
メリット
- 1か月遅らせるごとに0.7%増額される
- 75歳まで遅らせると最大84%増額
デメリット
- 受け取り始めるまで年金がない
- 早く亡くなった場合は総受給額が少なくなる
60代女性の具体例:繰下げを検討中のEさんの場合
東京都にお住まいの65歳のEさんは、まだ会社員として働いています。
貯蓄もあるため、年金の繰下げを検討されていました。
「70歳まで働くつもりだから、年金は70歳から受け取ろうかしら」とのこと。
65歳から70歳まで5年間(60か月)繰下げると、年金額は42%増額されます。
月10万円の年金が、月14万2千円になる計算ですね。
ただし、繰下げ中に亡くなった場合のことや、いつまで健康でいられるかなど、総合的に考える必要があります。
Eさんは年金事務所で相談し、ご自身のライフプランに合った選択をされることにしました。
繰上げ・繰下げの詳しい計算方法については、年金の繰上げ繰下げシミュレーションについての記事も参考になりますよ。
年金手続きで絶対に注意したい5つのポイント
年金を損なく受け取るために、特に注意していただきたいポイントをまとめました。
1. 請求を忘れると5年で時効
年金の請求を忘れていると、なんと5年を過ぎた分は受け取れなくなってしまいます。
これは本当にもったいないですよね。
65歳になったら、できるだけ早く手続きをしましょう。
2. 書類は誕生日以降に取得する
戸籍謄本や住民票は、65歳の誕生日の前日以降に発行されたものが必要です。
早めに取得しても使えないので、タイミングに注意してくださいね。
3. 年金記録を事前に確認する
ねんきん定期便やねんきんネットで、加入記録に漏れがないか確認しておきましょう。
記録に誤りがあると、受給額に影響してしまいます。
4. 配偶者がいる場合は加給年金を確認
65歳未満の配偶者がいる場合、加給年金の対象になる可能性があります。
申請しないともらえないので、忘れずに届出をしましょう。
5. 初回振込まで2〜3か月かかる
手続きから初回の年金振込まで、2〜3か月のタイムラグがあります。
その間の生活資金を確保しておくと安心ですね。
60代女性の具体例:記録漏れが見つかったFさんの場合
大阪府にお住まいの64歳のFさんは、65歳を前にねんきんネットで加入記録を確認しました。
すると、20代のころに働いていた会社での厚生年金加入期間が記録されていないことがわかりました。
当時の給与明細を探し出し、年金事務所に相談したところ、記録が訂正され、年金額が月額数千円アップしました。
「確認しておいてよかった」とFさんはおっしゃっていました。
皆さんもぜひ、事前に記録を確認しておいてくださいね。
年金記録の確認方法について詳しく知りたい方は、ねんきんネットの使い方についての記事も参考になりますよ。
年金受給の完全ガイドまとめ
ここまで、2026年最新の年金受給について、手続き方法から税金、給付金、損しないためのポイントまで、完全ガイドとしてお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいしますね。
- 年金は65歳から受給開始、ただし自分で手続きしないともらえない
- 65歳の3か月前に届く年金請求書を、誕生日以降に提出する
- 戸籍謄本などは誕生日以降に発行されたものが必要
- 初回振込まで2〜3か月のタイムラグがある
- 2026年度の国民年金満額は月70,608円(前年比1.9%増)
- 在職老齢年金の基準額が月65万円に引き上げ(2026年度から)
- 加給年金などの給付金は申請しないともらえない
- 請求を忘れると5年で時効になってしまう
年金の手続きは難しそうに感じるかもしれませんが、一つひとつ確認していけば大丈夫ですよ。
わからないことがあれば、お近くの年金事務所や市区町村役所に相談してみてくださいね。
制度は改正されることがありますので、最新情報は各自治体・日本年金機構をご確認ください。
年金は老後の大切な収入源です。
正しい知識を持って、損のない年金生活をスタートさせましょうね。
きっと皆さんも、この記事を読んで少し安心されたのではないでしょうか。
もしまだ不安なことがあれば、一人で悩まずに専門家に相談してみてくださいね。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 年金請求書が届かない場合はどうすればいいですか?
65歳の誕生日の3か月前になっても届かない場合は、お近くの年金事務所に問い合わせてみてください。
住所変更の届出をしていない場合など、届かないケースもあるようです。
ねんきんダイヤル(0570-05-1165)でも相談できますよ。
Q2. 年金の振込日はいつですか?
年金は偶数月(2・4・6・8・10・12月)の15日に、前々月・前月の2か月分がまとめて振り込まれます。
15日が土日祝日の場合は、直前の平日になります。
初回に限っては、手続きの都合で奇数月になることもあります。
Q3. 年金を受け取りながら働いても大丈夫ですか?
はい、働きながら年金を受け取ることはできます。
ただし、65歳以上で厚生年金に加入しながら働く場合、給与と年金の合計が月65万円(2026年度基準)を超えると年金が一部カットされる可能性があります。
多くの方はこの基準に該当しないので、ご安心くださいね。
Q4. 繰上げ受給と繰下げ受給、どちらがお得ですか?
これはご本人のライフプランや健康状態によって異なるため、一概には言えません。
繰上げは早くもらえますが減額され、繰下げは増額されますが受取開始が遅くなります。
年金事務所で試算してもらうと、ご自身に合った選択ができますよ。
Q5. 住民税非課税世帯になると何かメリットがありますか?
住民税非課税世帯になると、各種給付金の対象になることが多いです。
たとえば、物価高騰対策の給付金や、医療費の自己負担限度額が低くなるなどのメリットがあります。
お住まいの自治体によって支援内容が異なりますので、市区町村役所に確認してみてくださいね。